Part1 まずはサンフランシスコへ
さっそく、我がクリニック製の月桃の錠剤(JIPANG Ginger®)と腸溶性ラクトフェリンをのみます。特に国際線の機内には世界中のウイルスがひしめいています。感染症予防のためです。二つとも免役力を高めてくれます。
商売がら、ときどき質問されるのですが、ドクター牧瀬はご自分の健康管理にどのようなことをなさっているのですかという質問です。答えは至極、簡単明瞭で、あまりにも模範生的な回答で申し訳ないのですが、「十分な睡眠」、「適切なサプリメント」、「適切な食事」、「疲れない程度の運動」、です。そして、これは少し裏技っぽく、現代医学の優等生的感覚からずれますが、「瀉血」があります。
まず睡眠です。どんなに忙しくても、8時間は確保します。時間があれば、9時間でも10時間でも寝ています。そのため夜は、12時以降は絶対に仕事はしません。また、安らかに眠るために、夜9時以降は電話はオフ。鳴っているのに、とらないと、いったい何の電話かと気にかかり睡眠を邪魔しますので、最初から電源を切っておくのです。テレビは、ここ30年、家にはおいていないので、深夜番組で睡眠を奪われるようなことはありませ。さいわい、自宅からクリニックまでドア・ツー・ドアで25分のところに住んでいますから、朝はゆっくりと寝ていられます。片道、通勤時間が2時間という東京のサラリーマン、生きていくには仕方のないことでしょうが、これは寿命を縮めます。むしろ、空気は汚いかもしれませんが、職場に近いところに住んで、その分、睡眠時間を長くしたほうが、まだ健康的です。
サプリメントはもちろん月桃です。昨年の6月ころにつくり始めたのですが、それ以来、毎日4カプセルは摂っています。月桃には、特にフェルラ酸、ケンフェロール、ケルセチン、クロロゲン酸、エピカテキンといった、優秀なポリフェノールが多く、これだけでほとんど十分で、ビタミンCやビタミンEなどはあえてサプリメントからは摂りません。それまでは、いろいろビタミン剤を組み合わせていたのですが、最近は、この月桃と、サチャインチオイルと腸溶性ラクトフェリンが主で、あと、マグネシウム、ビタミンB群、クロム、ビタミンKなど体調に合わせて摂ります。
サチャインチオイルという聞きなれないオイルがでてきましたので、簡単に説明しておきましょう。これはペルー特産のツル科の植物の実からとれる油で、オメガ3系不飽和脂肪酸のα-リノレン酸を非常に多く含んでおり、しかもビタミンEが含有されているため、酸化しにくいという優れものです。それまでは、フラックスシードオイルを摂っていたのですが、それをはるかにしのぐα-リノレン酸の含有率ですので、サチャインチオイルに変えています。ジェルカプセルに入れて、錠剤として摂っているのです。サラダにかけても、ナッツの味がし、けっこう美味しいものです。
現代は油の使い方が間違っている時代です。植物オイルはすべて健康にいいという誤解のもとで、サフラー油(ベニバナ油)、サンフラワー油、ナタネ油といったオメガ6系不飽和脂肪酸を多く含む油、それにもっと体に悪いトランス型の脂肪であるマーガリンが過剰に使われて、僕たちの健康を害しています。特に外食の多い僕は、これらの油に対抗するため、オメガ3系不飽和脂肪酸を多く含む油を積極的に摂っています。
いかに、オメガ3系不飽和脂肪酸とオメガ6系不飽和脂肪酸のバランスが必要かは、「炎症とエイコサノイド」
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