Part3 ペルー

ホテルは「リアルホテル」なる、お世辞にも清潔なとは言い難い3星か2星のホテルです。
アマゾン川に面した三階建てのかなり古く、100年前どころか200年前のコロニアル風です。
一泊29ドル。サンフランシスコとは一桁違います。ちなみに、僕の部屋の鍵を写真で撮っています。
これだけで、およそのことがお分かりになるでしょう。
208号室の鍵です。番号がかすれるほど使い尽くされているのです。

はっきり言って、貧乏旅行に慣れていない人には、ちょっと抵抗があるかもしれません。ホテルの前では薄汚い野良犬が二匹、暑さのためか、ごろ寝しています。しかし、部屋にはクーラーもついていて、お湯もでるし、町のほぼ真ん中にありますから、一泊なら十分です。もっとも1週間は滞在したいとは思いませんが。今でも石油関係のアメリカ人がここによく泊まるということです。

そのためか、英字新聞が一階のロビーにおいてありました。名前が「Iquitos Times」。一ページ目に、大きく写真入りで「Giant Electric Eel Attacks School Children」(巨大電気ウナギ小学生を襲う)という記事が載っています。さすが、アマゾンです。もっとも、実害はなさそうで、写真の小学生たちもむしろ楽しんでいるような笑顔です。しかし、どうやって、アマゾン川から、ウナギが校庭までやってきたのでしょうか? アマゾンには不思議がいっぱいありそうですね。

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