Part2 サンフランシスコ~リマ
リマ空港には23時55分が到着予定です。しかし、飛行機は23時47分に着地。そして、スポットにはその4分後の23時51分に着きました。
予定より4分早い到着です。南米の飛行機だから、どうせ、1時間や2時間は遅れるだろうと、たかをくくっていたら、極めて時間どおりなのです。
この正確さは、ペルーの国内線でもそうでした。一度だけ、タラポトという地方都市からリマに飛ぶとき2時間遅れただけです。したがって、ペルーでは、ことごとく時間どおりにことが運んだのです。
飛行機からでると、むっとした軽い熱気を感じます。サンフランシスコやロスアンゼルスはまだ日本と同じくらいで、夜になるとけっこう寒かったのですが、ここは10度ほど高いようです。よく考えてみると、南半球ですから、3月はまだ夏なのです。ロスアンゼルスとの時差は2時間で、リマの方が2時間早い。
つまり、日本より14時間遅いのです。パスポートコントロールを出るころには深夜の12時を少し回っていました。3月25日にちょうどなったばかりなのです。いよいよ、ペルーに着いたのです。
南米はメキシコ、ブラジル、そして数年前に、ガラパゴス諸島に行くため、エクアドルの第二都市グアヤキルに滞在しただけです。とにかく遠いのです。
ちょいと週末に東南アジアに行くような具合にはいきません。最低、1週間は用意しなければなりません。そのためか、日本語によるペルーの旅行案内書は、地球の歩き方シリーズにしかないのです。
もっとも、クスコやマチュピチュに関する本は数冊でているようですが。しかし、ハワイ、バリ島、韓国、中国、香港、マカオ、タイなどの案内書と比べれば、圧倒的に少ない。それほど、南米は日本人にとって遠い、遠い存在です。
その遠い南米でもとりわけ有名なのが、何と言ってもクスコとマチュピチュです。この二つを訪れずして、ペルーを、南米を、語るなかれと、読者はおっしゃるかもしれませんが、今回は時間の関係上、その二つには行けません。イキトス、タラポト、リマの三つです。リマはペルーの首都ですからご存知でしょうし、ちょっとアマゾンに興味のある人はイキトスという名を知っているかもしれません。しかし、タラポトはおそらくほとんどの人が知らないはずです。これというものが何もないところです。しかし、そこはサチャインチオイルの原産地なのです。それが、今回のペルー訪問の目的の一つなのです。
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